第二新卒の転職の罠 数字や実績の羅列はほどほどに

第二新卒での転職活動をしている人の多くに、前職で残した実績や数字を誇らしく書き記してある履歴書が見受けられます。

ライバルたちに比べて実績面を強調、即戦力としてアピールしようと考えての履歴書作りだと思います。

数字による実績は明白です。

その人の能力を示すものですから、「コミュニケーション能力に自信」「モチベーターとしてチーム力を高める」というような抽象的な自己PRよりも面接官を唸らせる可能性は高まります。

その一方で、数字や実績の羅列にはデメリットもあります。

実績を強調する履歴書を見せられると、面接官に意地悪な心理が生まれます。

「この人、本当に実績を残したのだろうか。ちょっと怪しいぞ」と裏を読みたがるものです。



数字や実績は必ずしも個人の能力に帰結するものではない、という事実を面接官は知っているからです。

店長として店舗運営の改善に尽力、売上高前年比160%を達成。

このような履歴書を見ても、この人だけの力量によってそれが達成されたと素直に納得する人はいないでしょう。

売り上げや営業成績には様々な要素が絡んでくるからです。

日本全体が好景気に湧いていれば、当然ほとんどの業界のほとんどの店舗で営業成績はアップすることでしょう。

極端な話、まったく努力しなくてもお金が入って来るバブル景気のような時代もあるのです。

逆に日本が不景気に陥った場合、いくら優秀な人材が努力をしても営業成績が下がり続けるという事態もあり得ます。

数字や実績は絶対的なものではありません。

色々な状況に左右されるため不確定要素を孕んでいます。

特に、第二新卒のような若手社員で転職する場合、前職でも重要なポジションにはついていなかったケースが大半です。

上に立つマネージャーが変われば、実績のメッキはあっという間にはげ落ちてしまう可能性も低くありません。

数字や実績の羅列だけでは「自分の能力を過大評価しているな」と思われてしまうリスクがあります。

面接に進んだ場合でも、「売り上げを○○%アップさせたとありますが、それはあなたの力ではなく景気が良かったからでは」と難しい質問を投げかけられる恐れもあります。

売り上げアップの内、どの要素がどれくらい貢献しているかなんて誰にも正確に答えられません。

こんな質問が来た時点で、ほとんど転職活動は失敗していると考えてよいでしょう。



第二新卒で履歴書を書く際には、数字や実績の羅列だけには終わらず人間性のアピールも大切にしてください。

人間性の方が、不安定な数字よりもずっと信頼できるものなのです。


参考にした記事:第二新卒での転職活動!失敗した経験者が語る「第二新卒で転職成功するためにこれだけは知ってほしい事」

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