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インタビュー

「仕事をどう進めるか。ランチで何を食べるか。自分で決められるほうが楽しい」──専門商社で“裁量権”を楽しむ営業マンの人生観をのぞく

特殊鋼の専門商社・井上特殊鋼株式会社で営業として働く神保さんは、学生の頃から入社以降もずっと「選択肢が多く、自分で決められる状況」を楽しんでこられました。

入社2年目で新規開拓額全国No.1を取った敏腕営業マンの神保さんではありますが、今回は商社のお仕事という部分よりは神保さんの人生観について詳しくお話を伺い、就活やキャリアを考える上で参考になるアドバイスをいただいてきました。

自由に使えるお金と時間が多いほど、人生は楽しくなると思う

──神保さんは学生の頃、自身のキャリアを考える上で「こんな人生にしたい」というイメージはありましたか?

お金がすべてだとは思いませんが、幸せな人生を送るためにはお金が必要だと思っていました。お金持ちになりたいわけではないですが、毎日を充実させたいという気持ちが強いです。

僕は去年までずっと関西で過ごしていて、今年から東京に転勤になったんですけど、特にその気持ちが強くなりましたね。大阪より物価が高いから、充実した暮らしをしようと思ったらそれなりのお金が必要になります。

──たとえばどんなところにお金をかけたいですか?

車のような大きい買い物はもちろん、毎日の食事も大切ですよね。昼食をコンビニで済ませるしかない状態よりは、食べたいものを食べたいときに食べられる暮らしのほうが良いと思います。

──自由に使えるお金があるほど、常に選択肢が広がるということですね。この考えは昔からですか?

そうですね。大学時代は週7でアルバイトをして、手取りで月に14~15万は稼いでいました。

──かなり自由に生活できそうですね(笑)。ちなみに採用サイトのインタビューでも「年収2,000万を目指す」と語っておられましたよね。

年収2,000万は簡単ではありませんが、井上特殊鋼で働く上での目標としています。

──となると、高い報酬を得るためなら全力で仕事をしようというタイプですか?

いや、周りに比べると、僕はめっちゃ仕事をがんばってるという感じではないと思いますよ(苦笑)。

60歳まで働くと考えたとき、今日の時点で120%を出してると続かないですよね。だから、60~70%の力で完走したいと思っています。
最近では社内でも「早めに帰ろう」という風潮になっているので、個人的には良いことだと感じています。

──営業という仕事で、高い目標を追っている姿からは意外に見えます。

あくまで僕個人のスタンスですけど、肩の力が抜けるという効果はあると思います。考え方が柔軟になるのは良いかなと。

──入社2年目で新規開拓額全国No.1を取られたということですが、肩の力を抜くのが営業の秘訣ということですか?

いや、No.1を取れたのはラッキーだったと思いますよ(笑)。僕はどちらかというと、安定して70点を取り続けることが大切だと思っています。

もちろん、120%の力を出さなければ解決できない状況も出てきます。だから、スイッチの切り替えができるようになって、普段は60~70%の力で走りつつ、ここぞというときに120%の状態を出すのが理想ですね。

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就活は「自分から情報を取りにいく」場。だからこそ、差がつく

──就活を始めた頃は、どんな軸で業界や企業を選んでおられましたか?

大学は工学部だったんですが、デスクワークは向いていないと思ったので、外に出る仕事がしたいと思っていました。あとは車が好きだったので、就活を始めた頃は自動車メーカーで働きたいという気持ちはありました。

ただ、あまり業界にはこだわらず、「自分が楽しく働ける企業」を探していましたね。

──楽しく働ける企業を探す上で、重視したことはありますか?

学生ながら、自分の好きなことを仕事にすると嫌いになってしまうかもしれないと思っていたので、仕事の内容は重視しませんでした。

僕が重視していたのは「誰と一緒に働くか」ですね。会社を辞める理由で一番多いのが職場環境、人間関係だと聞いたので。

──人を軸にして企業を探す中で、どういうきっかけで井上特殊鋼を志望されたんですか?

いろんな会社を知るために、合説には通っていました。合説に参加していた一つの企業として弊社を知って、当時から開催している「社員と就活生1対1の説明会」に参加しました。ただ、僕はその時点で志望度が高まったわけではないですね。

どちらかというと、工場見学に行ったあとの懇親会で志望度が高まりました。学生40名に対して、社員の方が20名来てくださったんです。

──20人も! 大勢の社員さんと話せると、かなり社風が伝わりそうですね。

ギクシャクしているような印象はなくて、みなさんすごく仲が良さそうに見えました。
それに、人事の方だけではなく、現場で働く社員の方々からいろんな話を聞けたのが良かったです。

──普通に就活していると、20人の社員の意見は聞けないですよね。

だいたいは人事担当者が就活生の対応をしますよね。そして、どうしても人事の方は「自社をどう魅力的に見せるか」を考えますよね。だから、リアルな話を聞きたい場合は、現場の社員とどれだけ話せるかだと思います。懇親会のようなイベントに行けば、現場の社員とは比較的自由に話せると思いますよ。

──現場の社員と話せるという点では、OB・OG訪問はどうでしょう。

OB・OG訪問も一つの手段ではあると思うんですけど、もしかしたらいつも学生の対応をしている“第二の人事”のような方が出てくるかもしれませんよね。だから、自分の目で見極められるようになることが大切だと思います。

──そう考えると、就活ってかなり個人の裁量に委ねられますよね。

特に今の時代だと、便利なサイトやアプリが増えていて、就活でもいろんな選択肢があるので、どれだけ自分から情報を取りにいくかで差がつくと思います。

うまく活用できればいいのですが、楽に済ませようとすると、自己分析もあまりできていない状態でなんとなく本選考を受けるようになってしまうかもしれませんよね。

──何もしなくてもおすすめの企業情報やオファーがくるようなアプリもありますし、要注意ですね。

僕らの世代だと便利なアプリとかはなくて、多くの就活生は地道に合説に行ったり、分厚い四季報を見ながら自分で情報を取りにいっていました。でも、その中で意外な優良企業と出逢うことができたり、選考を受ける会社のことを深く理解できていたと思います。

──なるほど、苦労して手に入れた情報が役に立っていたんですね。

合説に参加して何を得るかも自分次第です。僕は、合説で大切なのは、座って話を聞く“以外”の時間だと思っています。

たとえば、合説の企業ブースに就活生がいないとき、現場の社員がどう過ごしているかを観察してみると、会社説明とは違った情報が得られるかもしれません。井上特殊鋼はきっと、準備をしているとき、ブースに人がいないとき、呼び込みをしているときなど、常に和気あいあいと仕事をしているんじゃないかと思います(笑)。

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自分の行動に責任を持てなければ、裁量権はムダになる

──神保さんは学生時代から「選択肢を広げて、自分から動く」ことを楽しんでこられたように見えます。現在お勤めの井上特殊鋼さんも就活生に対して「裁量権がある環境」を一つの魅力として打ち出されていますが、現場で働いていて特に裁量権を感じたエピソードなどはありますか?

個人的に、仕事での裁量権は一つのエピソードでというより毎日感じられるものだと思います。

──毎日感じるものだというのは、安定感を重視する神保さんらしいですね。

具体的に、専門商社の営業という仕事の流れも踏まえて説明しますね。僕らはまず営業に行って、お客様から依頼を受けて、取引先のメーカーさんに見積もりを出してもらって、お客様に回答して、良かったら契約して…という流れで仕事をしています。

井上特殊鋼では、“つくる”以外のプロセスをすべて自分でやれますし、上司のハンコをもらう必要があるのは見積もりに回答するときだけです。もちろん、一年目はまず先輩社員の教育を受けながら仕事を覚える期間がありますが、後半からは一人で新規開拓ができるようになります。

──すごい…。ITベンチャーみたいな雰囲気ですし、商社の中では異色ですね!

たとえばお客様から「あと少し値段が下がるなら契約できる」と言われたら、自分の裁量で即断、即決できるんです。これが楽しい!

商社での営業の仕事を通して、“商売”が学べるのは大きな魅力だと思います。

──全員が経営者の感覚を、という雰囲気ですね。

ただ、経営者感覚というからには、やっぱり求められる知識やスキルは多いです。

見積もりをもとにお客様と交渉するときは、具体的にどこにどれだけの費用がかかっているのか理解して、いくらまでなら価格を下げられるかを判断する必要があります。

しかも、この「見積もりを取る」「メーカーさんに確認する」「お客様と交渉する」という仕事を、数十社のお客様に対して同時並行で行なうんです。自分が責任者になっている案件すべての状況を把握するのは大変なこともありますが(苦笑)。

──裁量があるほど、責任も重そうですよね。

そうですね。裁量権があるということは、自分が責任を持つということでもありますからね。自分の行動に責任を持てなければ、裁量権はムダになるんです。

──なるほど。裁量権という言葉は、責任感という言葉に置き換えて考えられますね。

だから井上特殊鋼には、責任感の強い社員が多いと思います。

──では最後に改めて聞かせてください。神保さんは、この先どんな人と一緒に働きたいですか?

井上特殊鋼では一年目から裁量権を持って働ける環境、お客さんと直接交渉をすることで現場から“商売”を感じられる環境があるので、僕は楽しく働けています。

そんな状況を楽しめる人なら、一緒にとことん楽しみたいと思います。あくまで現場の意見ですが、「この人なら、いずれは自分の上司になってもいいな」と思えるような方に来てほしいですね。

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